ラーメンの上には欠かせない存在のメンマ、そしてスーパーなどでも気軽に手に入れることが出来て身近な存在となってます。ここではメンマという名の歴史や作り方も記事にしてみましたので参考にしてみて下さい。
メンマとは
メンマとは麻竹(まちく)と呼ばれる竹のたけのこを茹でてから塩付にして乳酸発酵させた後で乾燥をさせて、更に水で戻し味付けしたものをメンマと言います。
メンマとシナチクの違い
メンマとシナチクの違いは呼び方の違いだけで同じもののことです。台湾から輸入が始まった明治時代から昭和20年代くらいまで「シナチク」と呼ばれていましたが『麺(メン)の上に乗せる麻竹(マチク)』から名付けられ「メンマ」となりました。
メンマの歴史
メンマの歴史は日本では明治時代より親しまれ、起源は台湾で麻竹を茹でて発酵させたものが始まりです。輸入が始まった当時は「シナチク」の名前にて広まっていましたが昭和20年代になり当時10割のシェアがあった台湾より(現在は広東省を中心に大陸が9割のシェアです)「支那」という呼び名に抗議があり、丸松物産の創設者である松村社長が「メンマ」(由来は上記記事)と名付けたことが始まりです。
メンマの作り方
メンマの作り方は下記の通りです。
①たけのこのアク抜きをして茹でていきます。
②アク抜きが終わったら米の研ぎ汁に塩を入れて(研ぎ汁1,000ccに対して10g)たけのこを漬け2〜3日放置して発酵させます。
③発酵したたけのこを取り出してメンマのサイズにカットします。
④ザルなどに乗せて5日〜1週間ほど天日干しをします。
⑤天日干しが終わったものを水で戻します。
⑥ごま油、醤油、赤唐辛子などで味付けをして完成です。
たけのこのアク抜きに関しては「たけのこのぬか漬け/a>」の記事を参考にして下さい。
メンマレシピ
メンマのアレンジレシピを簡易のレシピですがご紹介します。
メンマと玉子のチャーハン
①メンマを細かく刻みます。
②茶碗1杯のごはんに対して玉子1個の割合で玉子を溶きます。
③溶いた玉子を熱々のフライパンに流し込み周りが固まったら、ご飯とメンマを入れます。
④醤油や塩コショウで味を整えて完成です。
キューリとメンマのツナマヨ和え
①きゅうり1本とメンマ50gを細切りにします。
②ツナ缶の油を切ったものとマヨネーズを5gを①と混ぜます。
③塩とお好みで追加のマヨネーズで味を整えたら完成です。
まとめ
日本ではラーメンの上には欠かせないメンマも実は発酵食品だったのです。そして起源となった台湾や中国ではラーメンには乗せないことも驚きです。まだまだ身近に世界の発酵食品の食文化がありますので世界を知って楽しい「ぬかライフ」となるように願ってます。