市販のぬか漬けには賞味期限が付いていますが自宅で作ったぬか漬けの賞味期限はどのくらいなのか気になるところです。美味しく召し上がってもらうためにも必要かと思い記事にしました。ご参考にして下さい。
目次
,ぬか漬けの賞味期限は基本的に24時間
ぬか漬けの賞味期限は基本24時間です。これは手作りの場合です。スーパーーなどで販売されているものは3日〜1週間ほど付いています(放送の状態でも変わります)。ぬか漬けはぬか床から出した直後が1番美味しく食べられますから理想は毎日食べる分だけ漬けていくのが良いです。なかなかそうも行かないと思いますので次の項で保存方法を書きます。
農林水産省のガイドラインによる賞味期限と消費期限の違い
○消費期限…袋や容器を開けずに記載されている保存方法を守って保存した場合に、この年月日まで『安全に食べられる期限』の事。
○賞味期限…容器を開けずに記載されている保存方法を守って保存した場合に、この年月日まで『品質が変わらずに美味しく食べられる期限』の事。
ぬか床から取り出した後は冷蔵保存
ぬか床から取り出した後は冷蔵保存が良いです。水で洗い流して水気を拭き取った状態であれば2日大丈夫です(切ったもの、そのままどちらも同様)。薄くぬかを漬けた状態であればもう少し保存可能ですがぬか床よりはゆっくりとですが発酵はすすみますので日付の経過に合わせて食感や味、風味は変わります。
水洗いした後も発酵は続く
ぬか漬けは水洗いした後も発酵は続くので冷蔵庫に保存していても味や食感は変わります。それは食材の中にぬか床の成分が入っている為起こることです。2日くらい後で食べるとぬか床に長く漬ける古漬けよりも酸っぱさや塩味を抑えた古漬けを楽しめます。
冷凍保存は不向き(ぬか床は冷凍保存可能)
冷凍保存は不向きです。野菜が冷凍できないことと同様にぬか漬けも冷凍保存は不向きです。冷凍することで繊維を破壊してしまうので食べられないことは有りませんが食感もなくなり風味もなくなってしまうので美味しく有りません。ただしぬか床だけでしたら冷凍保存は可能です。
ぬか漬けの食べてはいけないサイン
ぬか漬けの食べてはいけないサインがいくつかありますので、ここでご紹介していきます。ぬか漬けは発酵食品ですが発酵と腐敗は同じことなのです。身体に良くて食べられるものを『発酵』と言い、身体に悪くて食べられないものを『腐敗』と言います。
異臭がある
異臭がある場合は食べるのをやめて下さい。ぬか漬け独特の香りではなく明らかに違った匂いが出ます。このときは腐敗が始まっているサインなので破棄して下さい。
粘り気がある
粘り気がある場合は食べるのをやめて下さい。食材の表面がヌルヌルして粘り気が出てきたら、こちらは腐敗のサインなので破棄して下さい。水で洗い流しても中から出てきていることもありますので食べることはやめましょう。
変色している
変色しているときは食べるのをやめて下さい。古漬けとの見分けがつきにくいですが変色は部分的に始まります。腐敗し始めている箇所から色が変わっていきます。色が古漬けと違うことも見分けるポイントです。古漬けは野菜本来の色が濃くなっていく感じですが腐敗による変色は黒ずんでいきます。このような変色は腐敗のサインなので破棄して下さい。
カビが生えている
カビが生えている場合は食べるのをやめて下さい。ぬか床を付けたままにして冷蔵保存しているとぬかが空気に触れて表面に産膜酵母が貼って白くなった場合は洗って食べることは出来ますが、凹凸があり部分的に白くなっている場合や黒や青っぽく部分的にカビが生えていたら腐敗しているサインなので破棄して下さい。
まとめ
市販のぬか漬けのように賞味期限が明確ではないことで自宅で作った場合の賞味期限などは気なるところだと思いますが、この記事で賞味期限もご理解いただけたかと思います。ぬか床から出して数日はお楽しみ頂けますが、料理同様に出来立てが1番美味しいので出したてのぬか漬けをなるべくお楽しみ頂けたら良いと思います。