ぬか漬け(ぬか床)

ぬか床の適切な温度と湿度について!季節ごとの注意点も踏まえて解説

ぬか床を始めていると季節によって様々な苦労があります。その一つが温度と湿度の変化です。毎日のように混ぜることと合わせて大切な温度の管理をここでは季節ごとにまとめてみました。生活様式が変わったことでぬか床の管理も楽になってきています。ぜひ参考にして下さい。

ぬか床の適切な温度と湿度

ぬか床の適切な温度と湿度は温度は20℃〜25℃で高くても30℃以下にすること、湿度もなるべく低い場所での保存が大切です。温度の20℃〜25℃乳酸菌が最も過ごしやすい適温となります。30度までとしたのはこの温度をすぎると乳酸菌の活動が激しくなるのと共に他の菌も活発に活動できる温度となってしまいます。湿度に関しても同様であまり高い場所ではカビ菌などの雑菌が好んでしまうこともあるので注意が必要です。

季節ごとの注意点

季節ごとの注意点があります。日本は四季があります。季節によって様々な気温などの環境変化が起こります。それぞれの季節によって保管場所や保管の仕方などを変えて見て下さい。

春の温度と湿度の管理

春の温度と湿度の管理は秋と合わせて1番管理しやすい季節です。常温で置いていても20℃前後ですので直射日光があたると温度が上がりますので気をつけて下さい。また外気温の急激な変化にも気をつけて下さい。ぬか床の温度が上がってしまうこともありますが温度差が激しい場合は温度差で結露が生じてしまい容器に水が付着してしまいます。昼夜の寒暖差が激しかった日などは容器の内側の水気を拭いて下さい。

夏の温度と湿度の管理

夏の温度と湿度の管理は難しいと思われがちですが、冷蔵庫や冷房などを活用していけば比較的うまく管理できます。1日中家に人がいて冷房がついている場合は冷房の着いている部屋で管理することがおすすめです。湿度も少ないですから簡単です。日中は仕事などで家で冷房を使わない場合は日中は冷蔵庫に入れ戻ってきたら常温に戻し水気を拭いて冷房の効いた部屋におくといった方法で管理できます。

冷蔵庫で保管の際に気をつけなくてはいけないことはずっと冷蔵庫では温度が低すぎるため乳酸菌の活動が低下してしまいうまくぬか漬けが出来なかったり、漬け時間がかかってしまいます。冷蔵庫と冷房の部屋、常温をうまく使って管理していって下さい。

秋の温度と湿度の管理

秋の温度と湿度の管理は春と合わせて1番管理しやすい季節です。常温で置いていても20℃前後ですので直射日光があたると温度が上がりますので気をつけて下さい。また春同様に外気温の急激な変化にも気をつけて下さい。ぬか床の温度が上がってしまうこともありますが温度差が激しい場合は温度差で結露が生じてしまい容器に水が付着してしまいます。昼夜の寒暖差が激しかった日などは容器の内側の水気を拭いて下さい。

冬の温度と湿度の管理

冬の温度と湿度の管理は夏よりも難しいかもしれません。湿度に関しては冬は低いので問題ありませんが乳酸菌の活動温度である20℃〜25℃が難しいです。これも暖房やスト部などを利用して夏同様に温度管理をしていきます。後は冬は漬けるのを休む機関としている方も多いようで冷蔵庫や常温で管理して毎日混ぜてたまに漬ける方法や冷凍庫にぬか床を入れて春の暖かい季節になってから始める方もいるようです。

まとめ

ぬか床を始めていく上で混ぜることと同様に大切な温度と湿度の管理に関してお分かり頂けたかと思います。江戸時代から始まったぬか漬けも今では生活様式の変化で簡単に温度と湿度の変化に対応できることもお分かり頂けたかと思います。乳酸菌にとって大切な温度の管理もしていき楽しいぬかライフをお過ごしください。