ぬか漬けを初めて少し経つと、漬けた野菜が苦くなってしまうことがあります。失敗かと感じて慌ててぬか床を捨ててしまう方も多いようです。実態は何が原因で解決策はあるのかなどここでは記事にしてみました。ぜひ参考にして下さい。
ぬか漬け(ぬか床)が苦くなる原因と解決策
ぬか漬け(ぬか床)が苦くなる原因と解決策ですが、原因は腐敗菌が増えている事、発酵しすぎていること、漬ける野菜に問題がある事、野菜の漬け方に問題があることがあげられます。解決策は足しぬかをする、塩分を増やす、水分の多い野菜を漬けるなどありますがここでは場面に合わせての対処法をあげていきます。
腐敗菌が増殖している
腐敗菌が増殖している場合、苦味は出てきます。ぬか床の温度が高くなってしまったり、塩分濃度が低かったりすると腐敗菌が増殖します。増殖して苦くなってしまった場合は生臭い臭いがしています。こうなってしまったら半分ぬか床を捨ててから足しぬかをして下さい。そして捨て漬けをして2日何も漬けづにおけば苦味は取れていきます。
発酵しすぎている
発酵しすぎていることも苦味の原因の一つです。ぬか床内の乳酸菌が増えすぎて苦味成分を増やしてしまうことがあります。この場合は塩を足しすか、足しぬかをして2日何も漬けず置いたり、塩をたしたり足しぬかをした後に1日冷蔵庫で休ませれば苦味は消えて戻ります。足しぬかでは乳酸菌の数を減らしていき、冷蔵庫では乳酸菌そのものの活動を抑えることが目的です。
漬ける野菜に問題がある
漬ける野菜に問題がある場合も考えられます。きゅうり、ゴーヤ、みょうが、ねぎ、玉ねぎなどの苦味成分が多い野菜を繰り返し続けて漬けているとぬか床に苦味成分が移ってしまいます。それによって苦くなってしまうのですが、この場合は足しぬかをするか大根などの水分の多い野菜を漬けることで抑えることが出来ます。どちらも苦味を中和するということが目的です。
野菜の漬け方に問題がある
野菜の漬け方に問題がある場合も考えられます。苦味成分がある野菜を水洗いや塩もみせずに漬けていたり、ネギや玉ねぎなどを付ける前に水にさらさずにそのまま漬けていたりしてしまうと、より多くの苦味成分がぬか床に移ってしまい苦くしてしまいます。この場合も足しぬかや水分の多い野菜を漬けることで対処できます。
まとめ
漬けた野菜が苦くなってしまう原因と対策はおわかりいただけたかと思います。苦味は経験すると初めはびっくりしてしまいますが、理由と対処法が分かれば慌てずに済みますし、せっかく育てたぬか床を捨てることもありません。参考にしていただき楽しいぬかライフをお過ごしください。