ぬか漬けにオススメの野菜をぬかりなくご紹介していきます。まずは簡単な付け方のご紹介などが中心です。この野菜も漬けられるかな?と思っているものが入っていると思いますので参考にしてください。
目次
ぬか漬け定番の野菜
なす
なすはぬか漬けは色が鮮やかに仕上がらない、ぬか床に写ってしまった色は大丈夫か?中まで味が入りにくいなどありますが、ヘタを取り、縦に半分に切ってから漬けると味は満遍なく入りやすいです。細い茄子などは楊枝で下側の太い部分を数箇所指してから漬けても味は入ります。色に関しては水洗いして塩もみをした後で10分くらいは放置、たっぷりとなすの表面に水が出てきたら拭き取って漬けることで色鮮やかに仕上がります。(ただし3日以上漬けて古漬けにした場合は除きます)ぬか床に色が移りますが自然の色素なので混ぜてしまって問題はありません。ただし、漬ける時に他の野菜を近くに漬けると色が移ってしまうので注意してください。
きゅうり
きゅうりは漬物界で王道の野菜です。固さや水分保有量での違いはありますが、まずは水洗いをして塩もみします。きゅうりの表面から水が出てきたら漬けられる状態です。この状態でも漬けることは可能ですが、きゅうりの端を持って軽く振って固さがなくなってフニャフニャと揺れる状態まで待つと1日でしっかりと漬かります。また、きゅうりの皮が厚かっったり固かったりした場合はピーラーなどで縦に皮を1列剥いてあげるとちゃんと漬かります。
白菜
白菜はそのままでも、茹でても大丈夫ですが1日で仕上げるのであれば、水洗いをしたあとで、さっとボイル(沸騰したお湯に30秒程度)することで芯にもきちんと味が入ります。ボイルする前に楊枝などでプスプスと穴をあけるとより漬かりやすくなります。
1日で仕上げると緑色が残り見た目にもよく仕上がります。ボイルしない場合は2日漬けることで仕上がります。
大根
大根は水洗いをして厚めに皮を向き縦に切ってから(大根の太さや漬け時間によっても変わりますが頭の太い部分は1/4、しっぽの細い部分は1/2などです。また容器によって長さも合わせてください。)塩揉みして水分を大根から出すことが大切です。(最初に塩揉みをすると切断面など忘れがちなので切ってから塩揉みしてください)。そのことで抜けた水分のところにぬか床の成分が入り1日で仕上がるようになります。
人参
人参は水洗いをして皮を剥き縦に半分に切ってから塩揉みをして漬けるとしっかりと漬かります。その際に切断面や表面の塩揉みの忘れに注意してください。もし人参が固いことに抵抗ある場合は漬け終わって食べる時に薄く切るか隠し包丁など入れてみてください。もしくは表面だけボイルして(沸騰したお湯に1分程度)冷ましてから漬けるとほんのり甘みも出て柔らかく仕上がります。
ぬか漬け通が選ぶ野菜
かぶ
かぶのぬか漬けの作り方は、かぶを水で洗い皮を剥くか磨いてから、お好みの大きさに切り塩揉みをしてぬか床に漬けます。
セロリ
セロリは水で洗いをして筋取りなどの下ごしらえをしてから塩もみをして、ぬか床に漬けます。注意点は茎の硬い部分の取り扱いです。硬い部分をきちんと処理することで美味しく仕上がります。
ごぼう
ごぼうはごぼうのぬか漬けの作り方は水洗いなどの下ごしらえをして漬けるのですが、下ごしらえの仕方で味や食感が変わります。
長芋
長芋は水洗いをしてサイズを容器に合わせてからぬか床に漬けます。
ポイントとしては縦に半分に切ったり、皮を剥いたりして味や時間を調整していくことですが山芋の味や風味を残したものが美味しいので縦縞に剥くことをオススメします。
パプリカ
パプリカのぬか漬けの作り方は、水洗いの後で塩揉みをして下処理の後に漬けます。
種をきちんと取ること塩揉みの際に裏側も忘れないことに注意して漬けてください。
ぬか漬け上級者向け野菜
オクラ
オクラは水洗いをしてヘタの部分を包丁で切り落とします。その後塩もみをするのですがその際に産毛が生えているものもありますのでオクラ同士をこすり合わせるように揉んでください。
アボカド
アボカドは皮を剥き、真ん中の種をとってから漬けます。アボカドは選ぶ時に少し固めのものを選ぶと良いです。柔らかいものは発酵するとどろどろになってしまうこともあるのでぬか床に混ざるのが嫌な方などにはオススメできません。
漬けるときの注意点は種があった部分にもしっかりとぬかを詰め込むことです。
豆腐
豆腐は木綿豆腐を選んでください。しっかりと重しを乗せて水抜きしてから漬けます。
1日で上げた場合は豆腐味にほんのりと糠の香りがする微発酵の食べ物となり、2日以上漬けるとチーズのような食べ物となります。味の変化を楽しめる食材です。
キャベツ
キャベツは芯の取り扱いに注意して漬けます。生のままでも食べられる食材ですが芯に楊枝などで数カ所穴をあけると味が入りやすくなり菌も入りやすいため発酵を葉の部分と合わせて點せやすくなります。
トマト
トマトは水分の多いもので皮も厚いので、通常のトマトでしたら洗ってから半分に切り、キッチンペーパーで包んでぬか床に漬けます。ミニトマトの場合は周りの皮に楊枝などで穴を開けてから漬けます。
ぬか漬けに向いている野菜のポイント
ぬか漬けに向いている野菜のポイントはなるべく鮮度の良いものを選ぶことです。鮮度の割ぃものを漬けてしまうと皮などが傷んでいるために発酵が進みすぎてしまったり、漬け終わって切ってみたら中が腐ってしまっていたなどのことがありえます。鮮度には充分に気をつけてください。
適度な水分量の野菜
適度な水分量の野菜は、代表されるきゅうり、かぶ、です。これらの野菜はぬかに水分をあまり戻すことなく漬けられますので安心して何度でも漬けられます。
歯ごたえのある野菜
歯ごたえのある野菜は人参、大根、ごぼうです。生でも食べることのある食材ですが、そのまま漬けて歯ごたえを楽しみつつ味も楽しめる野菜です。
塩気に合う野菜
塩気に合う野菜はキャベツ、白菜などの葉物の野菜は塩気と合います。切らずに大きめに漬けてごはんを巻いて食べても美味しいです。
程よい苦味がある野菜
程よい苦味がある野菜はセロリです。セロリの苦味もありつつぬかの塩気もあると言った不思議な味に仕上がります。
浸かりやすい野菜
漬かりやすい野菜は大根です。皮を剥いた大根は水分が多いのですが糠の塩気が水分を抜きそこに乳酸菌を浸透させて発酵していきますので、大根は浸かりやすい野菜です。
まとめ
大抵の野菜はぬか漬けとして食べることは出来るとお分かり頂けたと思います。しかも洗って、塩もみをすることで出来ます。これも大丈夫かなと思われるものもちょっとした下処理で簡単に漬けられますので色々と試してみてください。