からすみのぬか漬け?と聞いて味の想像はしにくいと思います。ここで「ボラの卵」からの作り方を記事にしています。参考にしてご自宅でも日本三大珍味の一つ「からすみ」を楽しんでいただけたらと思います。
からすみのぬか漬けの材料
○ボラの卵 1腹
○水 ボラの卵が浸る量
○料理酒 水の1/20量
○塩 1k
○芋焼酎(ない場合は料理酒も可)
○干網またはザル
※合わせて百均などの霧吹きがあると便利
○ぬか床
ぬか床に関しては「ぬか床を用意」の記事をご参考下さい。
からすみのぬか漬け作り方
からすみのぬか漬けの作り方は以下の通りです。
①ボラの卵の血抜き
②ボラの卵を塩漬けにする
③ボラの卵を塩抜きする
④ボラの卵をぬか漬けにする
⑤ボラの卵を干す
ボラの卵の血抜き
ボラの卵の血抜きをしていきます。
・用意した水と料理酒を合わせて「玉酒」を作成しておきます。
・作った玉水に卵を浸して5分ほどおいてから針で外側から見える血管を刺して血抜きをします。
・その後、玉水に浸して一晩冷蔵庫で置いておきます。
ボラの卵を塩漬けにする
ボラの卵を塩漬けにしていきます。
・まずタッパーなどの底に塩を2cm程敷いておきます。
・玉水から卵を出し、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を取ります。
・水気を取ったボラの卵を敷いた塩の上に乗せ、卵の上から塩を2cmほどの厚みで覆います。
・この状態で4日間置くことで卵の水分が抜けて固くなっていきます。
ボラの卵を塩抜きする
ボラの卵の塩抜きをしていきます。
・まずは卵が浸る量の水を用意して、料理酒を少々、塩をひとつまみほど入れた物を作ります。
・作った液体にボラの卵を浸して12時間ほど置きます。
・12時間経過したら水を入れ替えて24時間浸しておきます。
ボラの卵をぬか漬けにする
ボラの卵をぬか漬けにしていきます。
・塩抜きが終わった卵をキッチンペーパーなどでしっかりと水気を取ります。
・水気が取れたら野菜などと同様の方法でぬか床に漬けていきます。
・48時間経過したらぬか床から出して洗います。
ボラの卵を干す
ボラの卵を干していきます。
・ボラの卵のへそ(結合部分)をつけたままザルや干網に干していきます。
・1日以上過ぎて指で押してみて指の跡がついたらへそをハサミで切ります。
・その後干しながら焼酎を表面に霧吹きで吹きかけます。
※これは表面だけ固くなることを防ぎ全体的に同じ固さに仕上げるために行います。
・2〜3日経過後は日中のみ干していき、夜間は容器などにキッチンペーパーを敷いて冷蔵庫などで保管して下さい。
・8割ほどの固さに仕上がってきたら、表面に油を塗ります。
※表面のひび割れを防ぐために行います。
・その後1〜2日経過したら完成です。
まとめ
高級食材の「からすみ」自宅でも挑戦してみてはいかがでしょう?少し大変ですが、その分味わい深くなることは間違いなしです。