ぬか漬けを続けていると急に旨味が無くなってしまい塩漬け?みたいになることがあります。ここでは旨味を逃さない方法や旨味を足していく方法を記事にしました。
ぬか漬けに旨味がない理由とは?
ぬか漬けに旨味がない理由とは?作りたてのぬか床に旨味成分が浸透していなかったり最初から旨味成分が少なかったりした場合とぬか漬けを漬けていくうちに無くなってしまう場合があります。また『ぬか床』の管理の仕方でも旨味が無くなった場合の解決策を取り上げていきます。
基本的な解決策は旨味を足す
旨味成分を足す
旨味成分を足す事が作りたてのぬか床には効果的です。旨味成分を出す食材はこちらです。
・昆布 ・干し椎茸 ・鰹節 ・煮干し(割って入れる)
・山椒の実 ・にんにく ・生姜
昆布や干し椎茸などは気軽に利用出来ます。水分が増えたときなども旨味を出して水分を吸ってくれるので便利です。
旨味の足し方
旨味の足し方は1度に大量に入れないことです。少しづつ味を見ながら足して下さい。
そして旨味成分を入れた翌日は味が行き届くように満遍なくしっかりと混ぜて下さい。
旨味食材の分量に関しては「ぬか床を用意」の記事に『米ぬか1kg』に対しての分量が記載されていますので参考にして下さい。
気をつけたいものは昆布、干し椎茸以外の旨味成分です。甘味も強く美味しいのですが香りも強いので慣れるまでは300g程のぬか床をジップ付きの袋に入れて旨味食材と合わせて別で保管します。2日ほど経ったらぬか床に入れて混ぜます。このときも少しづつ全体になじませます。
旨味をしっかり閉じ込める解決策
旨味をしっかり閉じ込める解決策はぬか床の手入れが出来ているか見直すことにあります。旨味となる食材を足しても旨味が出ない場合は足しぬかをするか混ぜ方を見直します。
定期的に足しぬかをする
定期的に足しぬかをすることで旨味はぬか床に入ります。逆に足しぬかをしていかないと旨味は抜けていく一方です。イメージは古くなったスポンジが水を吸わないことと同じです。1ヶ月に1回を目安に足しぬかをしましょう。
足しぬかに関しては「足しぬかとは」の記事を参考にして下さい。
ぬか床をかき混ぜ過ぎない
ぬか床をかき混ぜ過ぎないことも大切です。ぬか床を混ぜる行為は菌のバランスを取る目的です。『乳酸菌は空気を嫌い』『他の菌は空気を好む』のでぬか床の上下を入れ替えていくイメージです。乳酸菌が作り出す酸味はぬか漬けの旨味の基本なので混ぜすぎて乳酸菌の量が少ないと旨味が出ません。
まとめ
旨味が無くなってしまう理由が意外なところに隠されていることが、お分かり頂けたかと思います。旨味を足す成分も色々とありますのでお試し頂き世界に1つだけのぬか床を作ってみて下さい。