ぬか漬けのサイトを見ていると目にするのが「生ぬか」と「炒りぬか」、この2つの違いは何か気になりますよね?ここでは気になる違いや生ぬかの活用法などを記事にしてみました。
生ぬかとは
生ぬかとは精米した際に出る米ぬかのことを指します。炒りぬかと区別することもあり「生」ぬかとなっています。スーパーなどでも見分けが付きやすいように「生」と表示されれいることも多いです。
生ぬかの用途
生ぬかの用途といえば、ぬか床が思い浮かぶと思います。ぬか床はもちろんですが他にも色々と用途がありますので少しご紹介していきます。
ぬか床として
ぬか床は言わずとしれたぬか漬けを作るための床です。足しぬかには炒りぬかが良いと思いますが、最初のぬか床には生ぬかが良いと思います。油分や水分を含んだ状態なので手に入れたら直ぐにぬか床にしてもらいたいのですが発酵は炒りぬかより早いので最初の床作りには向いています。
ぬか床の作り方は「ぬか床の作り方」の記事を参考にして下さい。
化粧糠として
化粧糠とは2回目の精米で出来たきめの細かい米ぬかを肌用に使う場合のぬかです。江戸時代には体を洗うときに使う文化も有りました。水で溶いてパックなどにも使えます。
洗剤として
洗剤でも使用できます。キャンプなど川で食器などを洗う際に洗剤をなるべく使用したくないときに便利です。
生ぬかと炒りぬかの違い
生ぬかと炒りぬかの違いはどこにあるのでしょうか?炒りぬかは生ぬかを焦がさないようにフライパンなどで炒ったものを言います。ぬか床に使った時に味などに影響も得にはありません。
では、どこに違いが出るのか?
炒りぬかに関しては「炒りぬかとは?」の記事を参考にして下さい。
保存期間が長くなる
保存期間が長くなることです。生ぬかは1週間ほどですが炒りぬかは冷蔵で1ヶ月は保存出来ます。
理由は弱火でじっくりと熱を加えることで生ぬかの水分が無くなり腐敗しにくくなること、合わせて油分も無くなることで酸化しにくくなることで保存期間が長くなります。
発酵が緩やかになる
炒りぬかは生ぬかと比べて発酵の速度が緩やかになります。保存期間と同様に水分がなくなることが理由です。なので最初に作るぬか床は「生ぬか」足しぬかは酸味や臭いがきつい場合は過発酵を抑えるために「炒りぬか」にしても良いです。
足しぬかの方法は「足しぬかとは?」の記事を参考にして下さい。
まとめ
生ぬかと炒りぬかの違いはお分かり頂けたと思います。活用目的などで変えてみても良いかと思います。少しでも皆様の「ぬかライフ」が楽しいものとなりますように。